“もうダメだ。俺、チアをやる理由がなくなった…”
様子のおかしかったカズがついに無断で練習を休んでしまう。カズは唯一の肉親である祖母が入院する病院にいた。心配して寄り添っていたハルに、カズは嘘をついていたことを告白する。元気だと伝えていた祖母だが、実はもうカズのこともわからなくなっていた。カズがチアを始めたのは、チアをすれば祖母が自分のことを思い出してくれるかもしれないと思ったからだった--。謝りながら涙をこぼすカズに、ハルは……。