12月4日(日)、舞浜アンフィシアターにてTVアニメ『チア男子!!』スペシャルイベント「ブレイカーズ男祭り2016」が開催されました。
開演アナウンスを担当したのは、溝口、イチロー、弦の初期メンバー3人組。イチローと弦は客席の女子に大興奮。溝口も「女子からの声援が快感だ。ああ~、気持ちいい~」「溝口、人間やめるってよ」などの自由な発言で会場を大いに盛り上げました。

開演と同時にせりから登場したのは原作小説『チア男子!!』のモデルとなった早稲田大学男子チアリーディングチームSHOCKERSの面々! スタンツを組みながら登場し、トップがバックフリップを決めると客席からは大歓声が巻き起こります。5話の学祭ステージでのチアシーンを再現し、映像とシンクロした演技に客席は総立ち状態に。

そして、SHOCKERSの呼び込みで豪華キャスト陣が次々と登場します。
まず最初に、徳川翔役・小野友樹さん、続いて溝口渉役・杉田智和さん、遠野浩司役・林勇さん、鈴木総一郎役・桑野晃輔さん、長谷川弦役・小西克幸さん、森尚史役・畠中祐さん、佐久間龍造役・村瀬歩さん、安藤タケル役・沢城千春さん、金田保役・勝杏里さん、染谷夏生役・木村隼人さん、乗田大地役・広瀬裕也さん、鍋島卓哉役・木島隆一さん、鍋島卓巳役・弓原健史さん、陳子軒役・文曄星さん、そして、橋本一馬役・岡本信彦さん、最後に主人公・坂東晴希役の米内佑希さんが登場。ステージに16人のキャスト陣が勢ぞろいした光景はまさに圧巻でした。

最初のコーナーは原作者・朝井リョウ先生シナリオ原案による書き下ろしの朗読劇「あれからのチア男子‼」。大学を卒業し、社会人になったBREAKERSの面々が再集合してチアを披露するという内容。ハルは旅行会社、カズはスマホアプリの開発会社、翔はリスジロー好きが高じてカリカリ梅本舗へ就職、溝口は一度就職したが会社を退職して実家の料亭を継ぐため修行中、トンはコンビニのスイーツ開発、イチローは地元関西で高校教師となり、弦は出版社で漫画編集者となっていた。尚史は醤油メーカー、サクはアパレル会社勤務、金は損保会社、銀・銅は二人で農業を始め、鍋島兄は就職した商社を辞めて保育士さんに。弟の卓巳は公務員、陳は中国語の教師、なんとタケルは世界中を旅するユーチューバ―!と、彼らの未来が明かされるごとに、客席からは歓声と驚きの声が上がります。そして、なぜ彼らが久しぶりにチアをするのかというと……実は、翔とさくらの結婚式! 客席は大歓声! クライマックスではSHOCKERSが登場し、全国選手権と同じ演技をライブで披露、大画面で流れるアニメとのシンクロもバッチリでした。

朗読劇後のトークコーナーでは、「ヒロイン度が上がっている」というサクに注目に集まりましたが、村瀬さんは堂々とヒロイン宣言。村瀬さんと岡本さんが抱き合う場面も。

続いてはゲーム大会。司会は“Wユウキ”の米内さんと小野さん。カズチーム(岡本さん、木島さん、弓原さん)、溝口チーム(杉田さん、畠中さん、村瀬さん)、トンチーム(林さん、勝さん、木村さん、広瀬さん)、イチロー&弦チーム(桑野さん、小西さん、沢城さん、文さん)に分かれて争います。

最初のゲームは「以心伝心!!マウスTOマウス」。メンバー同士が向かい合わせになり、口の動きだけで言葉を伝えるというゲームです。これが意外と難しく、カズチームは岡本さんが1問正解しますが、ほかのチームは次々に失敗。2周目では弓原さんの口パクに木島さんが一発で正解を出すという兄弟愛が爆発して、カズチームが一歩リード。

第2ゲームは「チア男子あるある」。キャスト陣が男子チアにまつわる「あるある」を言って、SHOCKERSが「ある」「なし」を判定するゲームです。文さんの「控え室で部員同士が腹筋を触りあったりする」という回答に場内がざわつきますが、見事に「ある」。広瀬さんの「大会の控え室に一番忘れ物が多いのはブリーフ」は残念ながら「なし」。村瀬さんの「開脚ジャンプした時に見えちゃいけないものが見える」は驚きの「ある」。林さんの「女性を持ち上げた時、下から見上げることがある」は会場からのブーイングの中「なし」。最終的に、村瀬さんの活躍で溝口チームが逆転優勝!ご褒美はアニメ「チア男子!!」公式ドリンクのポカリスエットだったはずが、罰ゲーム用のものすごく酸っぱいジュースと見分けがつかなくなりロシアンルーレット状態に。畠中さん・村瀬さんが悶絶する中、杉田さんがポカリスエットを引き当て、混沌としたままゲームコーナーは終了しました。

「チア男子!!」Blu-ray&DVD第4巻に収録される新作OVA「色々男子!!」「簡単!!チア男子と一緒にアップダンス」の一部上映、SHOCKERSのコール&レスポンス講座を挟み、待望のラックライフのライブ! 主題歌「初めの一歩」を迫力満点に歌い上げました。米内さんと岡本さんもステージに登場して、場内のボルテージは上がる一方です。

そしていよいよフィナーレ。キャスト陣が一人ずつ前に出て、メッセージを送ります。熱く語る畠中さんに貫禄の小西さん、寂しそうな桑野さん、話すことがなくなっちゃったと笑う林さん、溝口に対して親みたいな気持ちになったという杉田さん、「みんなの方が可愛いぞ」と村瀬さんの持ちネタを繰り出す小野さん(畠中さん・林さんも)、「キャラクターの集大成を見せることができて嬉しかった」と話す岡本さん。そして最後は米内さんからのメッセージ。「本当に幸せです。これからもみなさんを応援しながら、みなさんに応援していただきながら、成長していきたいと思います!」と、涙をこらえて語りきった米内さんとキャスト陣に拍手が送られます。最後はステージ上でキャスト陣が円陣を組み、「GO! FIGHT! WIN! LET’S GO BREAKERS!」と叫ぶと、場内は大歓声とともに涙ぐむ観客も。舞台から立ち去るときに、米内さんと岡本さんがしっかりと抱き合って、拳を重ねる姿も印象的でした。